霜夜ゆく
8,777位(前回 8,775位)
アドベンチャー 評価数 : 79
価格 : 120円
サイズ :-
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情報取得日 : 2024/11/29
開発者 : 旧世紀網膜博物館
動作条件 : デバイスにより異なります
ダウンロード数 : 1,000以上
バージョン : 2.1.1
ストア更新日 : 2023/12/1
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ユーザーレビュー
- 星4評価:ゲーム性やシナリオは満点だが唯一UIが見た目重視のせいか視認性、操作性が悪いのが残念。 ☓シナリオのページ送りが下すぎるし小さすぎる。ペラ一枚の縦長スクロールがよかった。 ☓アイテムの詳細がプルダウンで出るため、ただでさえ縦長な一覧が余計に見づらくなる。素直に画面上部にアイテムの詳細を出してアイコンで一覧を下半分に表示した方が見やすいと思う。 ☓メイン画面のキャラクターを長押しすると展開が進むというのが少しわかりにくい。薄っすらと表示される文字がいまいち分かりづらい上に確認している間に決定してしまう。これなら長押しで表示、そのまま左右フリックで決定キャンセルができる方がよかったかも。 ○展開が気になるシナリオ。緊張感のある設定と重要な決断をプレイヤーにさせることで、小説に介入しているかのような没入感を得られる。 ○好みはあるとは思うが個人的には愛着の湧きやすいヒロインのキャラクター。アクション時のカットインも可愛らしい。 ○ただのテキストアドベンチャーではなくアイテムの使い方等に要求される工夫が、脱出ゲームの様な楽しみが生まれる。
投稿者:ベアバレー
- 星4評価:ゲームは前半のアドベンチャー部分と後半のローグライク部分に分かれて進行。前半パートで物語の核心に迫りつつ、後半パートへ向けた準備も進める。最初は何をしていいか分からずバッドエンドまっしぐら。死んで学習する覚えゲー。 アドベンチャー部分の雰囲気がとても良かった。数多く出てくる道具に対する少女のリアクションも細かく作り込まれている。それらを支えるBGMも秀逸なのだが、音楽がループ仕様になっておらず無音の時間が長いのは不満点。また道具の掛け合わせの網羅は一つのやり込み要素のはずだが、やり直し(主人公の死亡)によって記録がリセットされる仕様は改善されるべきだと思う。 後半のローグライク部分は運要素がやや色濃い。トゥルーエンドへ向けたルートでは持ち込んだ道具に対して都合のいい環境を引けるかどうかのお祈り感が強かった。人事を尽くせば8割程度はクリア可能なように生成ルールを改良して欲しいと思うのだが、それとも私の詰めがまだまだ甘いのだろうか。試行錯誤を重ねる楽しみは強いが、一方で攻略情報がほとんど出回っていないのでその点は覚悟が必要。 いろいろ書いたがコスパは非常に高く、とてもオススメできるゲー厶。
投稿者:T. Nobe
- 星4評価:凄く面白かった……!序盤の重量管理のための取捨選択で悩み、後半の血清を目的地に届けるパートで悩んで祈り。ターン数も取捨選択もなかなかシビアなので難しいですが、クリアできた時の達成感はかなりのものです。差し込まれるやり取りや地の文も面白く、memoも含めてかなり読みごたえがありました。一部アイコンが小さすぎる等、UI面での問題点はありますが、これで120円はお買い得です。【個人的なヒントというか後半で役に立った物:火打ち石、補強した段ボール、靴、荷車、背嚢。自分は戦闘は極力避け、洞窟ルートを選んで荷物をちょくちょく背嚢に入れて消耗を減らしてました】
投稿者:澤口真依
アプリの説明
BOOTHにて資料集を販売中。
https://burikino.booth.pm/items/3724254
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『霜夜ゆく』は方程式・ローグライク・アドベンチャーゲームです。
トム・ゴドウィンによる50年代のSF小説の金字塔『冷たい方程式』はご存知でしょうか?
多数の人命を賭した荷物を持ってギリギリの重量で航行する宇宙船。そこに密航していた予定外の人物。
密航者を船から放り出さなければ宇宙船は重量オーバーで本来の航路を辿れず、目的地での人命救助を行えない。
だが宇宙空間に放り出されれば、密航者はもちろん死んでしまう。
それでも助かる命の数を考えれば、多くの命を救うために密航者を殺して棄てるしかない——これが『冷たい方程式』の、そしてそこから派生した「方程式もの」と呼ばれるジャンルの作品の基本構造です。
『霜夜ゆく』はこの『冷たい方程式』をインスパイアしており、基本的な流れは「方程式もの」に沿っています。
舞台は冷たい宇宙空間を漂う一機の宇宙船——宇宙船というよりは植物の種のような形状のその船は超小型・超軽量を目指して設計された最終緊急艇(Final Emergency Boat = FEB)と呼ばれる船です。
この作品が「方程式もの」であるからには、密航者の存在があります。
小説『冷たい方程式』のヒロインは、兄に会うために密航した、か弱い少女でした。
『霜夜ゆく』の少女は違います。彼女はドギーと呼ばれる人造人間です。ドギーには人間との区別のために獣の耳が生えています。人間と同じように肉と骨と血を備えた身体ですが、人間より遥かに強靭で聡明です。
彼女と協力しながら、不用品を探して投棄しましょう。そして彼女を載せたことで発生した余剰重量——見た目よりいくらか、だいぶん、その、なんというか、かなり重いその重量を補いましょう。そして、まだ宇宙が完全に冷たく、冷え切ってはいないことを証明しましょう。さぁ、パイロット、あなたの出番です。